「なぁ、穸雫。今の柚澄があるのは璃瑶が居たからだろう?なら、柚澄を信じてやれ。お前には出来るだろう?」 その時の私は何も知らなかったんだ。 璃瑶が何を抱えていたのかも、 璃瑶の生きる世界が残酷な事も、 何一つ知らなすぎたんだ...。 湊と共に倉庫へ向かうと、 中には優晴さん、龍王の皆、柚澄、 そして、刀を握りしめてる璃瑶の姿があった。