「兄貴...」



心配そうな唯月に微笑んで、日本刀を握る。



綺月組のせいで、大切な人を失ったことには変わりないから


...今更、『憎しみ』しか出てこねぇ...。





それに、俺が生きる世界は必ず明日が来るとは限らないから────。