最初はただ悪口を言われたり、仲間外れにされたりするだけで、『龍ちゃんと諒がいたら生きていける』とさえ思っていた私にはなんのダメージもなかった。
それが面白くなかったのか‘イジメ’はさらに酷くなり、教科書が無くなる、筆記用具が壊れてる、じゃあすまなかった。
クラスでは、龍ちゃんと諒がいない時を狙って悪口や消しカスが飛んでくるのはもちろん、酷い時にはシャーペンが飛んできたこともあった。
‘イジメ’は部活でも滞りなく行われ、龍ちゃんと諒はバスケ部で体育館での活動だったのでクラスの時よりも激しかった。水をぶっかけられた時は、暑かったから自分で被ったと、足をかけて転ばされた時は、もたついて自分でコケたと、言い訳をした。
それでも、日に日に悪化していく‘イジメ’に対して1人では抱えきれなくなった頃、ソレは起こった。
それが面白くなかったのか‘イジメ’はさらに酷くなり、教科書が無くなる、筆記用具が壊れてる、じゃあすまなかった。
クラスでは、龍ちゃんと諒がいない時を狙って悪口や消しカスが飛んでくるのはもちろん、酷い時にはシャーペンが飛んできたこともあった。
‘イジメ’は部活でも滞りなく行われ、龍ちゃんと諒はバスケ部で体育館での活動だったのでクラスの時よりも激しかった。水をぶっかけられた時は、暑かったから自分で被ったと、足をかけて転ばされた時は、もたついて自分でコケたと、言い訳をした。
それでも、日に日に悪化していく‘イジメ’に対して1人では抱えきれなくなった頃、ソレは起こった。

