ヴァイオレットは優しく微笑む。幸せすぎて言葉が出てこない。

ヴァイオレットはゆっくりと頷く。ルートヴィッヒは「よかった」と笑っていた。

ヴァイオレットは思う。明日、ルートヴィッヒに花を渡そうと……。

渡す花は、白いカーネーション。その花言葉は、「純粋な愛」と「私の愛は生きています」。

ヴァイオレットが花を贈った時、ルートヴィッヒはどんな顔をするのだろうか。

ルートヴィッヒは、ヴァイオレットの口に優しくキスを落としていた。