Mein Schatz

エヴァンは荷物をメイドに渡し、クラウディアを優しく抱きしめる。そして、クラウディアに優しいキスを落とした。

二人はハグやキスをするようになった。体を重ねることはしていないが、それでもエヴァンは毎日が幸せだ。

「今日の夕食はシチューです」

クラウディアが微笑み、エヴァンは「そうか、いつもありがとう」とまた唇を重ねる。いつもエヴァンが帰ってくると、温かい夕食とクラウディアが待っていてくれるのだ。

こんな生活がずっと続けばいい。エヴァンはそう思っている。リヴァイとは違い、二人は愛し合っているのだから……。

「エヴァンさん……」

クラウディアが、エヴァンの緑の目を見つめる。その顔は赤い。

「クラウディア、何だ?」

エヴァンは優しく訊ねる。しかし、クラウディアは「何でもないです」と寂しげに笑った。

キスやハグはしているが、互いに「愛してる」と言ったことはない。エヴァンも言おうとしては、いつも口を閉ざしてしまう。