「真夏の恋」

あなたを好きになってもいいですか…

静かな夜の海岸線を　車走らせ　あの砂浜へ
仲間たちと行った夜
初めてあなたを意識した

限りなく広い海原
寄せては返す静かな潮騒
星が降ってきそうな空の下
暗闇に輝く花火
風に流れる熱い宝石
すべてがあなたを恋しくさせた

花火をみつめる少年のような瞳に恋をした
片想いになるとわかっていたのに…

真夏の恋は燃え尽きるのが早いのに
あなただけは違ったね
夏が終りを告げてもいつもそばにいてくれた

溢れる想いが伝わりそうな時間
「好き」といえない私
本当は伝えたいのに　伝えられない
なのに二人はいつもそばにいることが多くなったね
恋焦がれる私の気持ちに気づいたかのように

照れ笑いしかできない私を
あなたはいつも見守ってくれた
あなたはいつも抱きしめてくれた
自信がなかった恋　真夏の恋

夏の終りの海岸に二人で行った
少し寒い潮風が二人の距離を縮めた
優しくコートをかけてくれたあなた
そして　そっと抱きしめてくれた
初めてのキス
時がとまったようだった
あなたの胸の鼓動が聞こえたよ
私と同じくらいドキドキしていたね

あなたの温かさが伝わる
あなたの切なさが伝わる
あなたの心の声が聴こえた

純粋な想いを伝えた
あなたと出逢えた奇跡を…