「青の時代」

心の片隅でいつも眠ってる時代
あの青春の日々
あの頃の私が時々顔を出す

君をただがむしゃらに追いかけてた
君に夢中だった
人を好きになる本当の意味を教えてくれた君
人を好きになる切なさ
人を好きになる大切さ
恋というものを教えてくれたね

すべては君の視線から始まった
いつもそばにいるという感覚
いつも瞳合わせては笑顔を返す日々
廊下ですれ違うたびに瞳合わせていたね
君の優しい微笑が私を包んでくれた
君の優しい微笑が私の心を熱くした

君は「エース」という肩書きがあったね
いつも輝いてる君の姿が
私を勇気づけてくれていた
グラウンドの砂埃までもが綺麗に見えた
君の投げる球は最高球だったね

ふとした瞬間に瞳を合わせて
二人ガッッポーズをきめていたね
君の視線を全身で感じていたあの頃
知らずに私は君を目で追っていた

君は
青春というものを教えてくれた
汗の美しさを教えてくれた
流す涙の美しさを教えてくれた
希望というものを教えてくれた
青の時代の中で
二人は目標に向かって自分を向上させていた
二人の輝く日々をひとつにしてくれた

君の投げる超特急の球を今も覚えている
君は私の姿を確認してからマウントに立っていたね
君は私の姿を確認してから勝負に挑んでいたね
見守る私の視線を誰よりも大切にしてくれた
二人の重なり合う心が勝利へと導いていた
青の時代
初めて本気で人を好きなることをわかった時代

とても背の高い君の肩のムコウの景色を
いつも見ていたかった
君の肩から覗く小さな景色さえも美しく見えた
少しずつ君と心が一つになってゆく

今でも 君の笑顔が心に残ってる
今でも あの頃の二人が心の片隅に眠ってる

青の時代
一番輝いていたとき
一番素直なままでいれたとき
もうこの日々は戻らないけれど
君と過ごした二年間はそのまま
私の心の片隅に残ってます
若き日の永遠の思い出…