「初恋」

桜が咲く季節のなかで 君をみつけた
いつも君は桜を見上げていた
桜を見つめる君に恋をした
とても 優しい瞳で見上げていたね

風に舞う花びらが君を包み込む
天使のような君に恋をした
さくらが似合う君
春を愛する人

いつも見つめるだけの僕は
声すらもかけられないほどに
胸の鼓動が激しく波打つ
初恋…
遠くで見てるだけで精一杯だった
遠くで見てるだけで心が躍る

さくらの花が君を包み込む
とても桜が似合う人
いつか君と一緒に桜を見上げたい
いつか君と話せることを願う僕

初恋
とても切なくて あたたかい
こんなに心が躍る恋だなんて知らなかった
君を想うたびに胸が締めつけられるような感覚
君を想うたびに胸が熱くなるような感覚
これが初恋なんだね…

ある日僕は桜の木に願いをかけた
「君を振り向かせてください」
たった一度でもいい 君の傍にいけたなら…
たった一度でもいい 君と話せたら…

心地よい春の暖かい日差しの中で
僕は心に誓った
いつか君と同じ道を歩くと
いつか君を振り向かせてみせると
だからどうかお願い
君を連れてきてください…

キラリ 煌く春の空よ
浮かぶ雲はとこしえに
キラリ 煌く春の風よ
この熱き想いを届けたまえ

キラリ 輝く空の下
届け この想いよ
キラリ 輝く春の精よ
どうか届けて欲しい
我が心の恋の風よ…