その頃、知り合った女性がいた。その女性は仕事の先輩に連れられてお店にやってきた。
特別かわいいというこもない普通の女性だった。

ホストになりたてのオレはとにかく客が欲しいと思っていたし、女性は彼氏が欲しいと思っていた。お互いの利害がいびつにも一致したわけで、すぐに恋人関係になった。実際は恋人だと思っているのは女性のほうだけで、オレはお客としてみていた。サナが聞いたら怒りだすだろう。

女の人の気持ちに付け込んで・・・・・・そういわれるに違いない。もっと酷い罵声を浴びせられるかもしれない。