あんたなんて大っ嫌い!!

私の目からは大量の粒が溢れてる。















あんだけ怖いと感じた裏山は、
頂上から下る時、
















なんか、暖かい感じがした。
いつまでも下っていられるような感覚。
















だけど、あっという間に出口付近にやってきてしまった。

















その瞬間風が一気に吹いて
「風ちゃん、行くんだ」

















棗がそう言った気がした。