【乃茜side】


まーーーた死ねなかった。


2回も警に邪魔されるなんて

「はぁ、、」

大きくため息をついて目を開けたら


見たことのない場所だった


黒と白のモノトーンな部屋

綺麗に整頓されてて

キッチンもある

壁には「龍海」の文字と龍の刺繍がされた旗が

あった。


龍海って、確か、警が総長の暴走族じゃ、、



「ここ、どこ?」


この部屋からとにかく出よう、と思って

ドアを開けたら

ここは2階だった。

ロフトみたいな感じの。



そして、下には


たくさんの人・人・人


でも、普通の人じゃなくて

カラフル。うん、ほんとにカラフル。


赤、青、金、緑、ピンク、オレンジ、銀、、、


カラフルすぎでしょ




それを見て私は分かった。


ここ、龍海のたまり場だ。



とりあえず、この場所から出よう、


いつ絡まれて、殴られるか分からない!


急いで下に続く階段を降りようとしたら


後ろから急に抱きつかれた


「なにしてんだ」


「ぎゃっ!!びっくりした、、、

は、離して!帰る!帰るの!!」


「やだ、かえさない。」


「は?何言ってるの?はやく離して!!」


「やだ、ていうか、今からお前必要だから」


何言ってるのこの人?

早く帰らせてほしいのに!!

力ずくで離れようとしたら

強く抱きしめられて逃げれなくなった。

警のことを睨んだら

ニコって微笑み返された


ちょっとキュンとしてしまった。。。

いやいや、そうじゃなくて!

はやく離してもらわないと、、、、


「おい!!お前ら!!よく聞け!!!!」


急に警が叫んだ。


「今日からこいつは龍海の姫だ!!

仲良くな!!!」


「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉお!!」」」」」」」」


は?は???姫??

姫って何???

パニック状態になってたら

体が浮いた


んじゃなくて警に、だっこされてた

お姫様抱っこ。


「ぎゃ!おろして!ねぇ!!恥ずかしい!!!」


「やだね、おろしてやってもいいけど、

意外と高いぞ?落ちたら痛いぞー」


そんなこと言われたら大人しくするしかなかった