サナが告げた行先は霊園だった。

責任とれないようなことはしないでよか。

サナはお墓の前であしをとめた。

墓碑銘をみるまでもない。

すべてを理解した。

ホストクラブで散財した主婦が自殺した。そんな話し珍しくもない。

サナは墓標に話しかける
「お母さん、わたし、十八歳になったよ、お母さん」サナはポロポロと涙をながしていた。