帰宅すると、サナが怒鳴った。
「遅いじゃない」

「ご、ごめん」

余りの激高についあやまってしまった。一人でいることが怖かったのか?こんなにもサナが怒るなんて。

「ナニしてたのよ?」
明らかにイントネーションがおかしい。

「ナニはしてねぇよ。お酒のみに付き合っただけだよ」

「ふ~ん」明らかに信じてない疑いの眼差しをむける。

「ほんとだって」

「責任とれないようなことはしないでよ」

「ごめん」
責任とれないような事しかしてないんだよ。従業員だけじゃなく、お客さんもな。