今夜、キミを独り占め。




「頑張った甲斐あるね。
装飾とか夏っぽく仕上げたからなぁ」

「華蓮ちゃん、ほとんど毎日残って手伝ってたもん…もっと人が来てもいいくらい!」

「それは真由もでしょ」


ほとんど毎日残っていたのは私だけではない。

それに私は家だと寂しいため、紛らわすためという理由があったからだ。


それに比べて真由や他の人たちは、純粋な気持ちで残っていたことだろう。

私なんてダメな人間だ。


「お客様2名です」

ひとりネガティブ思考に陥りそうになったその時、また新たにお客さんがふたり入ってきて。


早速スーパーボールすくいのところにやってきた。