今夜、キミを独り占め。




周りには黒系の服装が似合うと思われているのだろうな。

本当は真由みたいなピンク地の浴衣や水色などの明るい浴衣が着たいだなんて、口が裂けても言えない。


そもそも私の顔に合わないことぐらいわかっている。


「じゃあ教室に行こっか」

暗い気持ちを隠すように笑い、真由と一緒に教室へ戻る私。


それから午前に担当していた人と交代し、私と真由はスーパーボールすくいの場所についた。

「結構人が来てるね」

午前に当番していた沙良も言っていたけれど、そこそこお客さんは来ていたらしい。


そしてお昼が過ぎた今も、何人かの人たちがここを訪れていた。