今夜、キミを独り占め。




「これ美味しいね…!
明日も食べよう」

真由も私も絶賛するほどの美味しさで。
クレープ気分で食べることができた。


最初は食べきれるか不安だったけれど、気づけば残り少なくなっていて。

私も明日、また食べよう。
そう心に決めた時───


「あっ、郁!やっと来てくれたな。
お前はどれにするんだ?

仕方ねぇから俺が作ってやろう!」


どうしてここまで運が悪いのだろう。
最悪なことに、光原先輩を呼ぶ声が聞こえてきたのだ。

それも調理をしている人と知り合いの様子。
光原先輩とその生徒は親しそうに話している。