「い、いいよ…!?
真由の行きたいところ行こう!」
「やった…!私ね、二年生のクラスがやってるパンケーキサンドが食べたくて」
二年生のクラス、ということで一瞬ヒヤリとしたけれど。
先輩のクラスは知らないし、一学年に八クラスもある学校だ。
恐らく大丈夫だろうと思った。
それにここで断ってしまえば、真由に申し訳ない。
「じゃあ二年のクラス行こっか」
「うん…!ありがとう華蓮ちゃん」
ほら、そんな嬉しそうな顔をされたらもう逃げられないぞ私。
ここは真由の笑顔を選ぼうと思い、二年のクラスへと向かう。
「うわぁ…すごいね!」
そして本館にある二年生のクラスに着けば、一年との差にまず驚いた。
どのクラスも力が入っており、装飾からまず全然違う。