今夜、キミを独り占め。




「あ、あの…光原先輩」
「はい」

「昨日はすみませんでした…!
私のせいで5限目をサボらせてしまって」


大事な授業を休ませるだなんて、本当に最低だ。


「君が謝る必要なんてないよ。
俺もサボれてラッキーだって思ってたから」

「でも…」

「だから気にしないで?
俺のことは放っておいていいから」


ダメだ、光原先輩の感情が読めない。

先ほどからにこにこ笑っているだけのため、何を考えているのかわからないのである。


とはいえ、きっと興味がなくどうでもいいのだろう。

私も常識として謝りたかっただけで、用はこれだけである。