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どれぐらい眠っていたのだろうか。
ゆっくりと目を開けると、寝る前と同じ光景が視界に映る。
数秒間、一切動かずにぼーっとしていると───
「華蓮ちゃん…!」
「……え」
すぐそばで声が聞こえてきたものだから、慌てて顔を横に向ける。
それと同じタイミングでなぜか保健室にいる真由がベッドに手をつき、身を乗り出してきた。
「やっぱり無理してたの!?昼休みから急にいなくなっちゃったから心配したんだよ…」
すごい勢いで話されるため、さすがの私も圧倒される。
「寝不足だったんだね。
ちゃんと寝ないとダメだよ」
「ご、ごめんね」
少なからず心配をかけさせたようで、謝る私。