今夜、キミを独り占め。




「夜更かし?
あっ、もしかして勉強してたの?」

「……そ、そうなんだ!勉強してて」


違うって言えたらどれだけ良かっただろう。

最近眠れない日が続いており、本当は今もしんどいって。



「華蓮ちゃんは偉いね…!
まだまだテストは先なのに」

「そ、そうかな…あはは」


けれど目を輝かせる真由から尊敬の眼差しを向けられるため、余計に本音を話せなくなる。

ずっとこれの繰り返しだ。


結局私はいつまでもひとりぼっち。
ひとりの時しか本当の自分にはなれない。


「でも無理は良くないからね、華蓮。
いつか本当に倒れたら困るよ」

「っ、た…倒れるとかそこまで馬鹿じゃないから!」


一瞬ヒヤリとした。