「ほら、明らかに前とは違う反応だよ。
まさかがっついてほしいタイプだったとはね」
「ち、違いま…」
「でもちょうどいいや、俺もすぐ手に入れたいからさ」
頬に触れられていたはずの手が、いつのまにか私の顎を持ち上げられていた。
ああダメだ、いつのまにか光原先輩のペースである。
「…ふっ、顔真っ赤」
「光原先輩が、いつもと違うから…」
「残念ながら俺はこういうタイプだったらしいね。一度狙った獲物は逃したくないみたい」
まるで自分でもわかっていなかったような口ぶり。
「君といると、どんどん新しい自分が開拓されていくよ」
ほら、やっぱり。
彼は私といることで変わっていったらしい。
とは言え私もなのだけれど。
光原先輩のせいで、自分が崩されていく。
どんどん呑まれていく。



