今夜、キミを独り占め。




「ほら、明らかに前とは違う反応だよ。
まさかがっついてほしいタイプだったとはね」

「ち、違いま…」
「でもちょうどいいや、俺もすぐ手に入れたいからさ」


頬に触れられていたはずの手が、いつのまにか私の顎を持ち上げられていた。

ああダメだ、いつのまにか光原先輩のペースである。


「…ふっ、顔真っ赤」
「光原先輩が、いつもと違うから…」

「残念ながら俺はこういうタイプだったらしいね。一度狙った獲物は逃したくないみたい」


まるで自分でもわかっていなかったような口ぶり。


「君といると、どんどん新しい自分が開拓されていくよ」

ほら、やっぱり。
彼は私といることで変わっていったらしい。

とは言え私もなのだけれど。


光原先輩のせいで、自分が崩されていく。
どんどん呑まれていく。