一方私は打ち上げがあるため、珍しくお母さんよりも帰るのが遅い。 「あー、じゃあダメだね。 君を早く家に帰さないと」 「……別に、少しだけなら」 「え?」 「私が光原先輩を呼んだのはふたりの時間が欲しかったからです」 クラスの打ち上げでは周りに気を遣わなければならない状況だったため、心身ともに疲れがたまってしまった。 「その素直さは困るね」 「……嫌ですか?」 「ううん、光栄だよ」 駅のホームで待つこと数分。 電車がやってきた。 迷わずその電車に乗り込む私と光原先輩。