今夜、キミを独り占め。




「でも気づけば心変わりしてた。
それは現在進行形でね。

自分でもよくわからない感情に襲われて、君に会って触れたくなる」

「それなら私も、光原先輩に会って甘えたくなりま…」

「君は寂しいからだよ、甘えられる相手なら誰でも良いんだ。簡単に言えば女友達でも。

ただ俺は君しか無理なんだ、この意味わかる?」


わからないため首を横に振れば、彼は残念そうに笑って。


「俺の知らなかった感情は日に日に増すばかりで困ってるんだ。だから助けると思ってさ」

「どんな感情ですか?」


「んー、なんかね…君を独り占めしたくなる。

君と会ってる時は幸せだって思えるし、好きって言葉にしたくなるんだ。

まだ会って間もないのに、俺をこんな初めての感情にさせる君って恐ろしいね」


光原先輩が抱く感情は、私には理解できないものだった。

独り占め…好き?