幸い、雷は震えるほど苦手ではない。
驚きはするけれどそこまで怖いとは思わないのである。
ただ雷が落ちたり雨が降る日は嫌いだ。
だって昼や夕方の時間帯でも外が暗い。
そうなれば家の中も全体的に暗くなってしまう。
ひとりでいることが浮き彫りになってしまい、より一層寂しさが増すのだ。
結局雨は酷くなる一方だったけれど、雷はすぐに鳴り止んだ。
雨音が聞こえてきて、ひとり取り残されたような気分に陥る。
「……誰か」
なんて、助けを求める言葉を口にしてしまう。
思い浮かぶのは光原先輩だったけれど、誘いを断ったのは私だ。



