今夜、キミを独り占め。








放課後になると外の天気はさらに悪くなっていた。
空色も悪く、雲が朝よりも分厚い。


光原先輩の誘いを断ってよかったと安心する反面、少し寂しい気持ちもあったけれど。

ここは気にするなと念じ、その思いをかき消した。


「……帰ろう」



とりあえず急いで帰ろうと思い、帰路につく。

もちろんひとりのため、この間光原先輩が隣にいた日をすぐ思い出してしまった。


最近はひとりになるたびに不安な気持ちに駆られる。

光原先輩といた日を思い出してしまい、ひとりの寂しさがより浮きだってしまうのだ。