光原先輩は『美味しい』と言いながら、本当に美味しそうに食べてくれたから作った私も嬉しい気持ちになった。
今日はひとりでご飯だと思ったけれど、こうして誰かと食べることができて良かった。
まさか光原先輩の家に行き、ご飯を食べることになるとは想像もつかなかったけれど。
「不思議な縁だね」
ご飯を食べた後先にお風呂に入らせてもらった私は、リビングに戻るなりソファに座る光原先輩にそう言われた。
「はい?」
「俺たちの関係性のことだよ。
本当に不思議だなって」
「ああ、確かにそうですね。
不思議な縁です」
そもそも私が風邪をひいてさえいなければ、こんなことにはならなかっただろう。



