ここの地域は好きだ。 みんな優しい人たちばかり。 それなのに息苦しくなるのはきっと、自分のせい。 自分で息苦しい場所にしている。 「でも今は?」 「えっ…」 「今は苦しい?」 「それ、は…」 顔に出ていたのだろうか。 簡単に今の気持ちを見破られてしまう。 「俺は苦しいかな、自分が住んでる地域」 言葉に詰まっていると、光原先輩が自分の話へと転換してくれた。 「光原先輩もですか?」 なんて、思わず同調してしまったけれど。