「じゃあ今日は俺の家においで」
「……へ」
あまりにもぶっ飛んだ誘いに言葉を失う。
当の本人は妙案だとでも言いたげな表情をしていたけれど。
「俺も基本、家ひとりだから」
「え、あ…」
「じゃあ決まりね」
「ま、ってください…!」
やっとの思いで出た声は、思った以上に大きなもので。
さすがの光原先輩も少し驚いていた。
「どうしたの?」
「勝手に決められたら困ります」
「だってさすがに女の子の家に上がるのはいけない気がするから、俺の家のほうがいいかなって」
いや、言いたいのはそこではない。
そもそも家で光原先輩と過ごすということ自体に突っ込んでいるのだ私は。



