今夜、キミを独り占め。





【今日、同僚の家で飲むことになったの。華蓮も文化祭で疲れてるだろうから、家のことは置いといて大丈夫だからね】

それはお母さんからのメッセージだった。
内容はもちろん、私を悲しませるもので。


今日は金曜日。
つまり明日はお母さんの仕事も休みである。

だから今日、同僚の家で飲むということは泊まりになるのだろう。


「……はぁ」


また今日もひとり。

そう思うと寂しくて、つい光原先輩の胸元に顔を埋めてしまう。


「笹野さん?どうしたの」

なんて聞いてくるけれど、答える余裕はなく。
ただ抱き枕のようにぎゅっと抱きついた。