今夜、キミを独り占め。




「そうみたいですね…あ、スーパーボールすくいしますか?」

「そうだね、せっかくだからしようかな」


今まで立っていた光原先輩だったけれど、屈んだため私と同じ目線になる。

これで真由も少しは恐怖心を抱かずに済むだろうと思ったけれど。


「華蓮ちゃんのバカ…」

光原先輩を帰そうとしなかったため、拗ねてしまった。

私の着ている浴衣をぎゅーっと力強く握りしめてくる始末。


これは相当お怒りだ。


「俺、嫌われてる?」
「いや、怖がってるで合ってると思います」

苦笑する光原先輩にポイを渡しながら言葉を交わす。


話す分には何も怖くないはずなのに、真由はどうしてそれほど怖がっているのだろう。