今夜、キミを独り占め。




「私は大丈夫で…それより真由が」
「……っ、華蓮ちゃん」

「真由?どうしたの」


真由の様子を見ようと思ったけれど、なぜか私の後ろに張り付いてしまう彼女。

先ほどの男子ふたりに絡まれた時より怯えている様子。


「やだ…私」


目の前にはにこにこ笑う光原先輩。
背後にはピタリとくっついてくる真由。

どうやら光原先輩を怖がっているらしい。


「あれ、もしかして俺に怖がってる?」

そんな真由の様子を見て何かを察したのか、光原先輩が首を傾げた。