今夜、キミを独り占め。




「やべぇ俺たち運良すぎ!」
「他の奴らも呼ぼうぜ!?」

特にふたりが何か危害を加える様子はないけれど、真由は萎縮するばかりで。


このままでは真由が泣き出してしまいそうだ。


「お客様、こちらポイになります!」

ここは私が助けなければと思い、スーパーボールをすくう道具であるポイを渡す。


「あれ、この子も有名な笹野さんじゃね!?」
「すっげぇ、同い年に見えねぇな!」


けれど、どうやら私のことも知っている様子で。

同い年に見えないのは見た目だけで、中身はみんなよりもずっと子供なのは言えない。


「よく、言われます…あはは」

ここは変に怯むわけにはいかないと思い、適当に流してスーパーボールすくいをしてもらおうと試みる。