『お母さん このサクラはいつ咲くの?』 笑美子は母親を見上げて訪ねる。 『いつかな? 明日かもしれないし 笑子美が一年生になってからかもしれない』 『そうなんだ! じゃあ明日も来ていい?』 笑美子はこのサクラの木が気に入ったらしい。 『いいわよ!』 母親の言葉に笑美子は笑顔を見せた。