恋と嘲笑



「てかなに、わざわざ迎えに来てくれたの。明日台風とかイヤなんだけど」
「俺が来なかったらなんだかんだ理由つけて遅刻してきただろーが」
「そんな照れなくてもいいんだよ?」
「うぜぇ」
「さすがにその返しは傷つくんだけど」

慣れ親しんだ大和の歩行ペースになんなく私もついていく。


「今日の代表挨拶で確実に新入生の女の子たちあんたに惚れたよね。」
「はっ!それを言うならお前もだろ。お前の本性も知らねーで哀れなこった。」
「それ盛大なブーメランってこと気づいてる?」


自分で言うのもなんだが私は顔がいい。
頭も隣の大和にはむかつくことに、非常にむかつくことに及ばないが常に次席。だが性格は最悪、というかクズだと自覚している。


しかし、学校生活を円滑に送るための“ネコ”は常に装備。
みんなの頼りになる、優しくて美人な優等生(笑)の出来上がりだ。


そんな私はもちろん圧倒的な得票率で副会長になり、幼馴染でこれまたみんなの憧れ影月 大和会長を献身的に支えている。

こんな私と幼馴染をやっていて、私が本性を隠さず付き合える影月大和ももちろん同類の人間だ。