あなたの手の温もり

それから数週間後、私の容態はどんどん悪くなり
ついには寝たきりになってしまった。
それでも彼は笑顔でたわいのない話をずっとしてくれていて楽しかった。
でも同時に怖く、寂しく、悲しかった。
もう時期で彼とはお別れだから。
私は手紙を書いた。私の気持ちを紙にすべて書いた。涙で少しくしゃくしゃになっちゃったけど
晴人は読んでくれるだろうと思いそのまま書いた。

晴人はずっと笑っていた。私を不安にさせないようにしていたのかもしれない。
私もできるだけ笑顔を作るようにした。
今日この笑顔を見るのが最後かもしれない。
という不安がずっと胸に残ってモヤモヤしていた。
不安と戦いながら私は目を閉じる。
目を開けて晴人がいると安心する。