冬本番の2月ごろ。 私は龍と付き合って2か月を迎えていた。 その時は幸せど真ん中。 大切にされていることを心の底から感じていた。 「音。俺たち付き合って2か月たったし、そろそろしねえか?」 その一言で私たちの関係は壊れた。 早々に体の関係を持つことに少し抵抗のあった私は、その誘いを断ってしまった。 それからだった。 龍に浮気が疑われだしたのは。