私恋愛離脱宣言

私は十分と言えるほどクラスに馴染んでいた。副委員長だなんて最初にみんなに大きさ印象を与えるから、話しかけてもらいやすいのだ。

3日後には、家に友達が遊びに来る予定があるほどだ。


京都に来てから順調だった。

「あとは彼氏できたらなぁ」

「何、音彼氏いてはらへんの？」

反応したのは好美だ。

「そーだよ、最近まではいたんだけどね」

「あ、そーなん？？何、何で別れたの？」

「んー、まあ、将来の不一致ってやつ？」

「将来ってまたえらい重いな。」

「過去の話じゃなくて今！！今彼氏が欲しいのよっ」

龍の話は、まだしたくない。思い出したくないから。