たった二日間で疲労困憊。

怒濤のような時間。

今までの私なら、秘書課任命は天にも昇る気持ちでウキウキしてたに違いない。

けど、本性を知った今、美しく清らかだった恋心は一瞬にして葬られた。

よし、今日は気分転換しよう

目指すは、赤提灯。

萎びた飲み屋が一番居心地いい。

粋な店主と気の利いた女将、品のいい楽しい常連たち。

そこが私の生きる糧。

綺麗に着飾って、おしゃれなお店の常連ぶってきたけど、本当はそんなとこより赤提灯。

今まで付き合ってきた彼氏たちは、それを打ち明けた途端にイメージと違うだとか、ギャップがしんどいとか、意味不明な理由で離れていった。


それからは、自由気ままなお一人様生活を満喫。