幼くて

可愛いくて

一生懸命に生きていた彼女は。

いつしか大人になっていた。

もう、手を引いて歩く必要はなく。

隣を一緒に歩いている。

いつか、そう遠くない未来。

幼いわが子を胸に………

俺の前を歩いて『はぁちゃん、早く~』と

振り向いているだろう。

彼女の強さに

彼女の純粋さに

彼女の優しさに驚きながら………

俺は明日も…………笑って過ごすんだろうな。

いつかまた、あの観覧車に乗ったら………

今度は何を誓うんだろう。