6月12日警視庁公安部と渋谷署交通課は瀧のバイト先の先輩、日向の自宅を道交法の共同危険行為容疑で捜索した。
翌日、バイトが終わり、清水「瀧、お前を嵌めた日向が昨日、渋谷警察に任意同行されたって」瀧「え!何の事件?」清水「4月1日の夜、お前がバイクで警察から逃げている時、アイツは追跡するパトカーのずっと後ろで自分のクルマと後輩のバイクで暴走行為をしとった!」瀧「それって共同危険行為の主体でやってんじゃん」永井「これが秀樹の本性だった!別れといて正解だった」瀧「あ!日向先輩ってその後、逮捕されたんですか?」椎葉「あぁ!彼の両親から昨日昼前、逮捕の一報聞いたよ」木下「今ごろ、日向のヤツチビってるだろうよ、瀧と違って気が小さいからよ、もう自供してんじゃない」椎葉「自供して夕方に釈放された!夕方に彼の両親とガラ受け行ってきてな!」清水「1日で帰れるのかよ、瀧は35日だぜ」瀧「翌日ってことは送検されてないかされても勾留請求されずに釈放」日向の自宅、日向「はぁ!マジやばい!」清水「瀧、保護観察っていつから?」瀧「明日、母さんと保護観察所に行くことになってる!」永井「保護観察ってけっこう面倒って聞いてる」瀧「いろいろ遵守事項や約束事、定期的な保護司との面会、生活状況の報告とかいろいろあるけど!」木下「マジ!面倒だな」瀧「悪いことしたんだからしょうがないけど、悪いことをすれば罰を受けるだけ」清水「でも日向ってあんな悪いことしておいて今まで知らんぷりを通してたなんて、たまたま防犯カメラに映ってたから良かったが」翌日、港は出勤、瀧は春香と杉山に連れられ保護観察所へ、瀧「よりによって母さんとかよ!うるさいしすぐ怒る」春香「瀧くん、何か?言った?」瀧「いや!特に」春香「ほんとは港と行きたかったんでしょ?」瀧「え!あ?」春香は瀧の腕を掴んで、瀧「うわぁ!」春香「ったく!もう18なんだから!きちんとしなさい、クソ港に似てるんだから」杉山「旦那をクソ呼ばわりするなんて、怖い」杉山「瀧くんのお母さん、スパルタに近い、厳しいですね!」瀧「よく泣かされるしオレ」春香「当然よ!瀧くんは厳しくしないとダメなんだから」杉山「確かに!36日間の身柄拘束がそれを物語ってますね、オーバーに少年院送致だとか言ってたけど、実務的には保護観察処分以下になるのは分かりきっていた、普通に考えて、道交法68条違反の幇助罪なんて1年以下の懲役か25万円以下の罰金、成人でも再犯でも略式で終わってしまうような事件」瀧「オレだって早く帰りたかったけど!」瀧「観護措置も勾留決定も逃走の恐れがあるとか、共犯者との証拠隠滅するって言われて拘束されたし」杉山「それ建前ね、ほんとは君の性格と態度ね!私が裁判官ならこのガキ、懲らしめてやりたいって思う!合法的なやり方なら長期間拘束するのが一番理想的な方法」瀧「それって、不当な身柄拘束やん!逃げないってわかっていて、共犯者って、オレ1人で暴走行為に乱入して、そもそもそんな連中とは付き合わないし、逮捕前に分からないのかな、杜撰捜査」杉山「大人社会を舐めるな!言ってわからなきゃあ!体で教えるだけ、それに手錠かけられて平然として否認して反抗的な態度取れば、あらゆる手段で責められるのは当然、ウソか真実か他人には判断するの難しいんだから否認したら勾留されるのは仕方ない、無実を主張するなら釈放後に争えばいいだけ、人質司法って批判されるけどそうでもしないと治安が維持できないじゃない、悪意が無くても結果的に悪いことしたんだから罪名によるけど、手錠かけられて勾留されて当たり前」瀧「ごめんなさい!口答えして」春香「さすが元特捜検事」杉山「あなたの弁護人である以上、あなたに再犯してほしくない!きちんといろいろ指導するから、きつい言い方してごめんなさい!検事時代の癖がなかなか抜けなくて!」瀧「日向先輩、送検後に釈放されたって聞いた」杉山「よくあること、私も刑事部の時比較的軽微な事件で反省している被疑者は勾留請求せずに釈放してたわ、まぁ瀧くんの場合は勾留請求するけどね」瀧「うわぁ!」保護司との面会、保護司は少年鑑別所での瀧の調査結果(性格や成績、知能、行動観察、趣味と思考)を書類で確認しながら雑談を交えて、瀧「オレのコトいろいろ書いてある!」瀧「オレのIQは!え!170ってオレ天才だ!いいことばかり書いてある、今まで謙遜し過ぎてたかな」春香「調子にのるなヘタレ」瀧「はぁ!」杉山「場をわきまえずすぐ反抗する!立場を考えなさい」瀧「オレまた怒られた」しかし保護司は瀧の精神面について、自尊心は相当高いが物事を軽く考える傾向があり慎重さや遵法意識が低いこと、同年代の人と比較して子どもじみた行動や考え方をしているなどを厳しく指摘した。瀧「オレってガキなんだ!」春香「これからよ!瀧くん」遵守事項の確認等、手続きを終えて帰宅、瀧「遵守事項いろいろある!なんか面倒だけど!きちんと守らないと、永井先輩と会うときは保護司の許可を得る、はぁ!バイトも先輩と接触禁止だから保護観察終わるまで他のところにしろって、マジか面倒くさい?」春香「未成年だからって甘いって思ってたの世の中厳しいよ、犯罪行為したんだから未成年でもそのくらいの処罰はあって当然きちんと受け入れなさい!」瀧「はい!」瀧「しかも月2回も保護司との面会あるし」、永井も同席しての夕食、瀧「許可なしで一緒におれるの今日までか!」永井「大丈夫よ、許可取れば会えるから!」亜衣が瀧の調査の結果表を見ていた。亜衣「瀧くん、IQ170もあるの、私で150よ、天才以上やん」港「俺で瀧くらいの時140くらい」春香「私が135」瀧「オレ天才、有名になれる」春香「しょうもない犯罪で逮捕されて有名になっただけ」瀧「別に俺が!」亜衣「でもいろいろ厳しいコト、問題点書いてある!」瀧「ちょっとへこんだけど、ここまでオレって問題抱えてるって思ってなかった、だから保護観察受けて良かったって思ってる!専門家の指導受けないと自分でも気づかないこと改善するの難しいから!」14日夕方、オレは地元の長崎へ行くため姉貴と東京モノレールで羽田空港へ向かっていた。この時は地元諫早の人たちから冷ややかな扱いをされることは覚悟していた、自分のしたコトで地元の印象が悪くなったと思われても仕方ないからだ、でもオレは一言謝りたいと思って長崎に向かうことにした、午後7時40分ごろに飛行機は離陸した。亜衣「瀧くん!スカイツリーだ」瀧「見飽きてんじゃん!何百回も見てるやん」1時間半程のフライト、午後9時半ごろに到着出口を出ると地元の友人や知人、祖母の友理奈が迎えてくれた。オレが謝罪すると意外にも温かく迎えてくれた。瀧「ありがと!」涙が出ていた、亜衣「相変わらず泣き虫なんだから!ホント」祖母のクルマで長崎空港を出て諫早市内の祖母の家へ、オレは事件の全容と家裁の処分について話した。すると近所の男性が、男性「瀧、そんなに気にするな!お前は悪くない、第1どうしてこれでいきなり逮捕なんだ!」藤岡「そうだよ!警視庁って生意気だよな、強引なんだよ」男性「いいか森崎、お前と亜衣はオレたちがしっかり守ってやるから心配するな、そのかわり両親をしっかり守ってやれな」瀧「はい!」その頃東京の瀧の自宅では、私は長崎にいる2人のことがちょっと心配になっていた、なぜなら地元の人たちの中には決して悪い人ではないが楽天的すぎて事件を軽く考えて瀧くんに悪影響が出るのではないかと思ったからだ、春香「帰ってきて瀧くん、つけあがらないか心配だわ、保護観察受けてる身なのに」港「心配するな!瀧も成長してるし、長崎人もそこまで恣意的じゃないよ、倫理観を大事にする県民性も持ってる」翌日、オレと姉貴は友人たちとハウステンボスで1日楽しみ、夜、亜衣「明日ね」瀧「全日空の664便で羽田行き、昼過ぎには東京着くね!」翌日午前9時半すぎ、オレは長崎空港の保安検査場で友人たちと別れ搭乗手続きを済ませた、1時間半弱のフライト後に東京に到着、母が出口で待っていた。家に帰ると母が黙って2週間後の東京長崎間の往復航空券を見せてくれた、春香「また行って来なさい!いい人たちだから、それに2人の生まれ故郷なんだし、前の日に渡すから」瀧「ありがと!」亜衣「母さん!」18日、瀧は保護司の許可を得たうえで永井先輩と1時間の約束で2人でデートしていた。19日期末テスト、22日結果が掲示されていた。西山「また森崎1位だぜ!497点」前原「瀧、1学期さんざんな目にあっても隙がないな、今回は勝てると思ったけど、惜しくも2位、10点差か大きいな」学校からの帰り道、瀧と前原と西山が四ツ谷駅前を歩いていると、佐藤刑事「あの子、瀧くん」山村刑事「お!確かにそうだな」佐藤刑事「カッターシャツに学生ズボン、無事高校に復帰できたみたいだな」山村刑事「佐藤、少しくらいなら話掛けてもいいよ?」瀧「あ!あのクルマ、渋谷警察署で見たような!」瀧が先に話し掛けていた、瀧「あの時の刑事さん!」佐藤刑事「相変わらず鋭いな、森崎くん」山村刑事「久しぶり!」瀧「オレ、今保護観察中です」瀧「自分のしたことの結果だからしょうがない!あの時は捕まえてくれてありがと!あのまま野放しだったら取り返しのつかないことになってたかもしれないから」佐藤刑事「そうか!」山村刑事「オレたちの世話にならないように生活しなさい」佐藤刑事「保護観察乗り切れよ、期待してる」クルマは走り去った。山村刑事「元被疑者に感謝されたのこれが初めてだぜ!恨まれることはあってもな」佐藤刑事「自分たちの捜査に間違いはなかったか!オレ警察辞めようと思ってたけど!撤回だ」山村刑事「そうだな!」佐藤刑事「それよりも日向は許せないな!騙すなんて、書類送致の書類には起訴を求める厳重処分意見を付けるか」山村刑事「当然だろ!出なけりゃあ!あの子に失礼だ」西山「さっきの人っておまわり」瀧「オレの事件の担当刑事」前原「見た目、イカツイ感じやった!怖いな」夕方、田中と鈴木が訪ねてきた。
田中「四ツ谷駅の近くって聞いてたから、歩いて数分だった」鈴木「交通のベンいいな」2人は進路が決まらないまま3月に中学を卒業後、グレて鈴木は遊ぶ金欲しさに空き巣、田中は恐喝事件を起こしていた、2人は現在試験観察中だった。瀧「2人とも途中で出れたなんて、オレは言い渡しまでずっと拘束されてた」田中「どのぐらい?」瀧「36日間」田中「オレは11日」鈴木「オレも同じ」瀧「鈴木さんと田中さんって家裁の呼び出しバックれたもんね?」瀧「試験観察のことはオレも弁護士の先生も裁判官にお願いしたんだけどダメやった!」瀧「鑑別所だけで3週間いた!」田中と鈴木がオレに電話するまでの経緯を話してくれた。2人によるとオレより1日早く鑑別所に入所し一緒に10日間生活、2人は釈放後、ずっとオレのことが気になっていたらしく、担当の家裁調査官に聞いてたがもちろん個人情報や守秘義務の関係で難航していたが唯一、決定言い渡し日が6月5日だと教えてもらい当日、わざわざ家裁前まで見に行ったと、昼頃に黒塗りの高級車が止まっているとこしか確認できなかった。通常は保護観察処分以下で釈放になる場合は1度鑑別所に戻ってからになるため気づかず、翌日の新聞記事でエイプリルフール渋谷集団暴走事件の少年の家裁決定が載っていてオレだと気づいたけど、オレが保護観察処分受けてたんで数日間迷った末非通知で掛けてみたというのが全容だった。瀧「それ親父のクルマ、オレ乗ってたのに」鈴木「やっぱり、あの時釈放されてたん」瀧「うん!」田中「家裁で釈放とか!珍しいな!」瀧「オレ長期間拘束されてたから、忖度してくれたのかな!」鈴木「森崎、免許どうなった!確か暴走行為だから!」瀧「まだ通知は来てないけど!聴聞会があるので、それで処分が決まるって」瀧「過去の違反もあるからオレは間違いなく免許取り消しは避けられないけど!」オレは鑑別所でいろいろ世話になったことを礼を言った。鈴木「森崎、最初の2日間、しょっちゅう泣いてた」田中「かわいかったけど!」瀧「マジ!言わないで、思い出すと悔しいって」2人は学力不足で高校に行っていなかったが高校には行きたいと言ってきた。事件前のオレなら落ちこぼれの少年犯罪者など相手にしないしオレは元々友人以外の人間などを無償で助ける性格でもなかったのだが、今は違う!こんな気持、考えになったのは初めてだ放って置けなかったんだ、瀧「任せて!オレが勉強教えるよ、2人には世話になった。この恩は忘れない」鈴木「ありがと!」田中「悪いな!」瀧「というかオレ、年上なのに呼び捨てされてる、オレが許可したからだけど」2人の学力は5教科で70点ほどだった、オレは2人に基礎から教えることになった。とにかく基本的なことが分かっていなかったからだ、2時間後、田中「森崎って天才やん!」鈴木「ここまで勉強したの生まれて初めて」瀧「天才か?逮捕前まではそう思ってたよ!けど鑑別所までいってそんなの吹き飛んだ、オレってホントはバカなんだって、勉強できるからうぬぼれてただけで、警察に逮捕されるとか鑑別所に収容されるなんてオレの人生で絶対無いって思ってた、だから人生って怖いよね!ふとしたコトでこうなってしまうんだから」田中「森崎!良いこと言うじゃん」鈴木「オレたち3人とも鑑別上がりなんだし」瀧「まぁね!」鈴木「森崎って好きなモノと苦手なものある?」瀧「好物は長崎ちゃんぽんで苦手なモノは警察かな!マジで逮捕はトラウマ!未成年の高校生でも普通に手錠に縄だし、てっきり手錠とか免除かなって思ってたから余計にオレへこんだ」田中「そういう楽天的なトコ長崎人の県民性出てる、なんか森崎って言ってること子供っぽい」鈴木「アタマの良さと思考の幼稚さのギャップが激しい」瀧「そんなにオレ幼稚じゃないって、警察なめてたのあるけど未成年だから特別扱いしてくれるかもって期待してたのは事実だけど」鈴木「そんなわけないじゃん!」田中「オレも鈴木もそのぐらいの覚悟で開き直って事件起こしたんだしだから審判バックレて友達の家に隠れてた、覚悟してた」瀧「オレ、全くそんな覚悟も無しに暴走しちゃって逮捕までの間、未成年だから特別とかすぐ出られるって思ってた、だから1ヶ月以上も拘束されるなんて予想外だった、もう懲りた」田中「マジ!ノーテンキだな」鈴木「でも森崎にとってはいいクスリになったんだし」瀧「まぁね!」28日金曜日夜、オレは長崎へ羽田空港から飛行機で向かった、祖母の自宅に着くと、前回より多い友人、知人たちが出迎えてくれた。その中に年末の日向事件の時の事情聴取を担当した刑事がいた、刑事「森崎!保護観察受けたって」瀧「長期2年の一般保護観察だよ」刑事「きついな交通短期の保護観ですむはずだが!第1こんなの強制捜査の必要ないだろ!」刑事「逮捕歴はついてしまったがそんなの気にするな!日向とかいうクズは次なにかあれば長崎県警で対処する東京だろうと乗り込んでやるよ、気持ち切り替えてけよ」瀧「ありがと!」土曜日夕方、オレは日曜日に用事があるので早目に東京に戻ると伝えると友人の藤岡が、藤岡「なんか!森崎変わったな、いい意味でだけどね」宇野「確かに、鑑別上がりの落ちこぼれなんて相手にしないはずなのに何故」瀧「オレも鑑別上がりだけど」宇野「いや!森崎は事情があってさ」瀧「まぁ!いいよ」男性「いい方向に向かってるんだから」オレはこの時、あれだけ迷惑をかけたのにそれでも帰省すれば温かく迎えてくれる地元の人のために保護観察を乗り切って立ち直ろうと思った。日曜日、オレは鈴木と田中に勉強を教えていた。鈴木「森崎って教え方、説明メッチャうまいよな」田中「先公でもいなかったなそんな人」鈴木「I.Qどんだけあるんだろう!」とオレの事コソコソ言っていた。瀧「オレのI.Q知りたい?」田中「めっちゃ気になる?」瀧「I.Q170だけど」鈴木「ヤバイやん!」鈴木「これで森崎の保護観察軽くなったりして」瀧「なわけないやん!オレは2年間の保護観察乗り切るよ」瀧「父から自分のしたことには未成年だろうと責任持てって教わってきたから、それは正論だと支持してる」瀧「さあ!勉強の続きやろ」夕方、鈴木父「森崎くん!ありがとな」と礼を言われた、両親によると塾に行かせたり担任の先生や他の教科担任がいろいろ教えていたがいずれも成績向上にはつながらず今の状況になっていると話してくれた。鈴木父「でも学校の先生が教えても失敗したんじゃ」瀧「いろいろ教え方ありますから!任せてください」オレは両親に中学の当時の担任に接触できないか聞いてみると、翌日に田中の自宅で会うことになった。学校を終えて準備して杉並区内の田中の自宅へ、オレは担任の教諭から聞いた話の内容をノートパソコンに打ち込んでいく、帰り道は田中の両親が自宅まで送ってくれることになった。田中父「森崎くん、何故担任の先生から話を?」瀧「先生がどう教えたか調べてみる必要があってさ、結果的に失敗しているわけだし、失敗事例を分析して教え方を考えないと失敗するのは目に見えてる!」田中父「なるほど!君は普通の人とは違うな、息子のこと頼むよ!」翌日夜、オレはどうあの2人に教えるのか、担任から聞いた情報をもとにいろいろ考えていた。春香「瀧くん!すごい集中してる」港「いい傾向だな」亜衣「瀧くん!性格変わったような」港「事件前の瀧なら窃盗や恐喝などの犯罪者はとことん毛嫌いしていたからな、相手すらしなかっただろうが今は違う!あの2人のために無償で一生懸命になっている」2時間ほど考え、瀧「これなら!可能性がゼロじゃない」