7日夜10時過ぎ、デルタ航空637便は羽田へのアプローチに向けて着陸態勢をとっていた。オレは寝ていた彼女を起こした。瀧「もうすぐ着陸だよ!」前座席の後部モニターには着陸予定時刻が表示されていた。星野「あ!よく寝た!」星野がモニターを切り替えていた、飛行機のこれまでの飛行距離が表示されていた。星野「8800キロもいつのまに飛んでたんだ」瀧「寝てるからだよ!」午後10時23分に着陸、スーツケースを受け取り到着出口に出る頃には11時を過ぎていた。星野「森崎、トラパンはみ出てる、ジーパン上げなよみっともない」と注意された、瀧「あ!ごめん」両親が待っててくれた。母がため息をついていた、何か疲れたように見えた、父は相変わらずヘラヘラしていた。春香「コラァ!ヘラヘラするんじゃない東京人」瀧「何かあったの!」母の話によるとオレが旅行中の3日前に姉貴が居酒屋で友人たちと飲酒後に路上で職務質問を受け、姉貴が警官の帽子を払い逮捕され、今日の昼過ぎに釈放されたというものだった、瀧「公務執行妨害やん、しかも現行犯だし」港「ハッハッ!姉弟揃って逮捕歴とは全国探しても森崎姓ではウチだけ」港「森崎家で5人目の逮捕者だな、なんでもありだな」春香「コラァ!開き直るなクソ港」瀧「母さん!キレてる」瀧「姉貴は?どこ」亜衣「瀧くん!やらかしちゃった、私逮捕されてた」瀧「オレも同じ」そのまま自宅へ、食事を終えて、亜衣「今度は私が怒られる時が来た!」春香は亜衣を叱責していた。港「逮捕ぐらいで騒ぐなよ!勾留されてないんだから、昔からナーバスだな」