「よろしく、山田…明人さんだよね?」

爽やかな笑顔で僕を見る。
僕の名前を知ってくれているなんて…と少し感動してしまう。

「あ…はい、そうです…! 明るい人と書いて明人、でも全然明るく無いんですけどね」

ははは、と軽く笑う。


何、言ってるんだ僕は…


「俺は青木侑也、よろしく山田さん」

そう言いながら手を差し出す。

手汗とか、大丈夫かな。
緊張しながら、その手を握る。

その後はメール交換などをして終わった。


しっかり笑えていただろうか?
そう思いながらも、自分の机に向かった。