結局自分は事故の後も、柚葉の隣で柚葉に守られているだけだったのだと永遠は思った。


柚葉はもうとっくに自分の力で、足で歩きだしていた。


事故の後、自分への不甲斐なさで壊れそうだった自分を柚葉が隣で支えくれていたんだ。



永遠の唇から血がにじんだ。

悔しさで唇を無意識にかみしめていた。