柚葉は永遠にそう告げながら頬んだ。

額に汗を滲ませて柚葉も肩で息をしている。



永遠は柚葉が言いたいことが分かった。


事故から柚葉のそばにずっといた自分に、もう大丈夫だと柚葉は言っている。

もう大丈夫だからという柚葉の言葉には、自分の手を離してほしいという柚葉の想いが込められていることも。