「柚葉。今日は天気がいいよ。」
永遠はベッドに寝ている妻に話しかける。
「陸が夕べは機嫌が悪くてさ。参ったよ。」
いつものように永遠は妻の病室のカーテンを開けた。
「陸はいま柚葉のお母さんが見てくれてるよ。預けてくるときはぐっすり眠ってた。」
「・・・」
「もうすっかり夏の空だな・・・」
永遠は柚葉の隣に横になった。
眠り続ける妻の体を抱き寄せる。
陸が生まれてから半年がたっていた。
柚葉が眠り続けてから半年。
自発呼吸ができるようになり、あとは意識が戻るのを待っている。
ただ、脳の状況が分からず、このまま意識が戻らないかもしれないといわれていた。
目覚めてもどのような状態かはわからない。
永遠はベッドに寝ている妻に話しかける。
「陸が夕べは機嫌が悪くてさ。参ったよ。」
いつものように永遠は妻の病室のカーテンを開けた。
「陸はいま柚葉のお母さんが見てくれてるよ。預けてくるときはぐっすり眠ってた。」
「・・・」
「もうすっかり夏の空だな・・・」
永遠は柚葉の隣に横になった。
眠り続ける妻の体を抱き寄せる。
陸が生まれてから半年がたっていた。
柚葉が眠り続けてから半年。
自発呼吸ができるようになり、あとは意識が戻るのを待っている。
ただ、脳の状況が分からず、このまま意識が戻らないかもしれないといわれていた。
目覚めてもどのような状態かはわからない。



