自分たちは二人で一つだ。

そう思うことがたくさんある。

永遠は柚葉の涙を手で拭いもう一度肩を抱いた。


家に帰ってから病院でもらったエコーの映像を見ながら永遠は赤ちゃんの心臓の音に合わせて柚葉の手をたたいた。
柚葉は赤ちゃんの姿を見ながら永遠が教える赤ちゃんの心臓の鼓動を想像した。

二人で寄り添いながらどんな子か、男の子か女の子か、名前はどうするか、未来への期待と大きな喜びに笑顔が絶えなかった。

ずっと心拍が確認出来て母子手帳をもらってからお互いの両親へ報告することを決めていた二人は次の週末にお互いの両親へ報告することを決めた。