それでも永遠はまだ安心してはいなかった。



柚葉の父の運転でまだもうろうとしている柚葉を支えながら帰宅した永遠は柚葉をベッドに運び布団をかけた。

「永遠」
柚葉に呼ばれて永遠は柚葉の隣に横になる。
「ごめんな」

そう謝りながら柚葉のけがしたほうの手をさする。

柚葉を守りたいのに、まだ足りない・・・。
永遠は眠れないまま朝を迎えた。