「柚葉」
「ん?」
「永遠君彼女いないよね」
「うん」
「じゃあ私アタックするから応援してくれる?」
今までもそういう友達は多かった。
「状況によってかな」
柚葉があいまいに答えると「え~私のことも応援してよ~」とクラスの女子から声が上がった。
応援なんてできるわけないじゃん・・・私が応援してほしいくらいだよ・・・。
柚葉は言えない想いをしまい込み、ただ愛想笑いをしてその場をやり過ごした。

「柚葉!」
昼休みに自販機で飲み物を買いに行こうと柚葉が一人で階段を降りていると永遠に見つかってしまった。