私を愛してくれますか

完全に先生の性欲処理機になった私。
そしてお金を稼ぐために使われる。
相変わらず学校ではたくさんのファンが居るけどみんな裏の顔を知らない。
私もそんな純粋な頃に戻りたいなんて考えながら今日も指定された駅前のラブホヘ向かう。
相手は先生の大切な取引相手らしく、くれぐれも失礼のないようにと散々言われた。

ホテルの前で待っていると名前を呼ばれた。
少し小太りの50代くらいの丸眼鏡のおじさん。
今夜はこの人の相手をするみたい。

部屋に入るなりシャワーにも入らずがっつくおじさん。
こうやって私はどんどん汚されていく。
もう純粋だった頃には戻ろうとしても戻れない。
汚い身体。どこで何を間違ったんだろう。
あの時先生に恋をしなきゃよかった?この学校に入学しなきゃよかった?生まれてこなきゃよかった?
苦しい。私は一生こんな生活なの?いつ終わるの?


どんだけ苦しくてもどんだけ長い夜でも翌日がやってくる。
学校へ登校していつもの授業がいつもの日常が行われる。

「長澤さん」
「なに?」
「…これ、課題」
「へ?」

いつもの選択授業で月方澪はノートを差し出してきた。

「やってきたの?」
「うん。これでいいだろ?」
「う、うん…ありがとう。」
「ごめんな確かに周りに迷惑かけるのはダメだわ」
「ど、どーしたの急に」
「死んだばーちゃんが言ってたの思い出して。人様に迷惑かけてまで自分のわがまま言うなって」
「そうなんだ…おばあちゃん子なの?」
「親が、あんまちゃんとして無いからばーちゃんが面倒見てくれてたんだよ」
「そっか。とにかく課題やってきてくれたから単位落とさなくて大丈夫そう。ありがと」
「いや、そもそもやるのが当たり前だし」
「…そうだよ!そもそも!それが当たり前なんだよ!私感動してお礼とか言っちゃったじゃん!!」
「ま、いいじゃん!」

言えばちゃんと伝わるし思ったより気軽に話せる月方澪に少し感動した。
多分、これを機に私達はなぜか仲良くなった。

「あ、長澤さーん!」
「月方くん」

校内ですれ違うと必ず話しかけてくれるようになった。
周りには必ずヤンチャな人達がいるけど。

「どーしたの?どこ行くん?」
「あー…社会科準備室」
「えー呼び出し?何したん?」
「何もしてないから。月方くんと一緒にしないでよね」
「そうだよなー長澤さん優等生だもんな」

優等生なんかじゃない。
先生の性奴隷にされてる、それだけ。
この呼び出しだってされる事はわかってる。
行きたくなんかない。

「じゃあ行くね」
「うん…」