クローゼットに飛び込んだら、そこはイケメン天国(パラダイス)~これってもしやシンデレラストーリー!?

食後は、別の部屋でいつものメンバーでお酒を飲んだ。



「みんな…しばらくはこの城を自分の家だと思ってゆっくりしてくれ。」

「俺の家は狭くて今にも潰れそうなボロ家だったから、とてもそんな風には思えませんよ。」

ジョシュアさんが早速、そんな冗談を言う。



「今後、君達にはまた力を借りたいと思っている。
それまでは、自由に過ごしてくれ。
何か、必要なものがあれば言ってくれ。」

「アルバート様、旧オルリアン城のことはどうなりましたか?」

「あぁ、数日中に学者と共に、もう一度あの場所へ行ってみるつもりだ。」

「私もぜひご一緒させて下さい。」



(え……)



私はどうしよう…
私なんかが行っても、何の役にも立たないことはわかってるけど、でも、あの魔方陣について何かが知られるのだとしたら…私もやっぱり知りたい。
だって、もしも、私があの魔方陣によって召喚されたんだとしたら、その仕組みを知りたいっていうのか、元に戻る方法とかも知りたいし…



「あ…ぼ、僕も行きたいです!」

「しかし…大丈夫なのか?」

「は、はい!あの時はちょっとびっくりしただけです。
今度は冷静でいられます。
ですから…どうぞよろしくお願いします!」

「そうか……わかった。」